木曜日定休日

午後から先週行くはずだった「甲斐荘楠音の全貌」を観に京都近代美術館へ。京都画壇の奇才と呼ばれていたこと、妖艶でちょっぴりグロテスク、一目で楠音の作品と分かる個性的な画風、等のイメージはあるものの作品を追いかけたことは無く、予習もせずに行ったので「へぇー」驚きの連続。近美の常設や日本画の展覧会でチラと見かける日本画以外、初めて観るものばかり。代表作からスケッチブックやスクラップブック(大変几帳面な方だというのがよーく分かります。しかし楠音当人からしたら…見られちゃっていいのかしら?当時から人に見せていたのかな?)スナップ写真、歌舞伎に文楽、芝居に関する数々の作品、衣装デザイン関連等など(旗本退屈男の衣装デザインをしていたのが楠音とは!)見応えタップリ。近年発見された時代劇衣装の保存状態が非常良かったです。カッコええなー、綺麗やなー、贅沢やなーと感心しながら拝見。デザインも着物に仕立てた技量も素晴らしい。お芝居や着物に興味がある方はより楽しめる内容です。会期終了が近いです。4/9迄。どうぞお急ぎ下さい。

 

◎↓4階コレクションギャラリーより

ルオー(撮影不可の作品がまた良かった!)
f:id:kusaboshi:20230330220715j:image

f:id:kusaboshi:20230330220406j:image

好みだとは思うのですが神坂雪佳と浅井忠の図案、意匠はやはり目を惹きます。

f:id:kusaboshi:20230330220545j:image

いとへんの仕事、テキスタイルも面白い作品沢山ありましたよ。

f:id:kusaboshi:20230330220525j:image

f:id:kusaboshi:20230330220636j:image

f:id:kusaboshi:20230330220619j:image

f:id:kusaboshi:20230330220651j:image

藤田嗣治図案のタペストリー!

写真は撮影可の作品です。