長い一日/長い日記

kusaboshi2006-04-15

雨降りの土曜日。「ちょっと見せて下さい」とお客さま。警戒心丸出しで「いらしゃ
いませ」と呟くように私。ポツリポツリとお互いに少しだけ話す。静かに短い時間で
お買い上げ頂く器が決まった。珍しく必要なことだけを喋ってお見送り。一人になり
じんわりと嬉しくなってきて仕方がなかった。お互い初めて見る顔。性別も違うし、
年の差もある。会話をお互いに弾ませようとすることもなく…不思議なことにそれが
いつものことのように思えた。また来て下さるといいなと静かに思った。Iさん夫妻
がご来店。いつもいつもありがとうございます!戸田さんの仕事を気に入って貰えて
更に喜んだ。「ありがたいなぁ」と感激しているとお客さまが。戸田さんの取り皿を
手にお友達とお話されていた。今回の戸田さんは若い女性にもモテモテだ。草星にお
いでになられるお客さまは渋好みの方が多いけれど…それにしても!嬉しくお包みさ
せて頂いた。笑顔も見せて貰ってまたまた感激。ありがとうございました!「ご飯茶
碗を」というお客さまは少しのやり取りの後「こちらを!」と村木さんの刷毛目碗に。
「使ってみます」といっぱいの優しい笑顔。またお話出来るといいなあと思いながら
お見送り。お待たせしていたお客さまは「覚えています!」のお客さま。愛知県から。
「再会だ〜!」と嬉しい気持ちいっぱい。お待たせしている間にお客さまは器を選ば
れていて…「すみません!ありがとうございます!」お喋りをしながらお包みさせて
頂く。もう本当に感激だった。覚えていて下さったのだもの!また三人で訪ねて頂い
て…。ありがとうございました!雨なのにどうしたことか?賑やかな草星。三重から
訪ねて下さったお客さまは「京都に用事があって…」と草星にもご来店。お二人で器
を選んで下さって私はニコニコと眺めているだけ。小さな草星を「いいお店」と言っ
て下さった。あたたかな気遣いに感謝するばかり。「歯医者さんへ行っている間も気
になって」と再度草星を訪ねて下さったお客さま。彼女の気になる器を前に「変化し
てますます渋い色に」と言うと「それは楽しみです」と嬉しく頼もしい返事が。「ま
た覗いてみて下さい」とお願いすると「はい」と笑顔で。楽しくお使い頂けますよう!
夕方にお客さま。愛知県から…と分かって話が弾む。気さくなお二人に甘えて、どこ
そこに行ったことがあって…だの、あそのには今度行ってみたい、食べてみたいだの
一人喋っていた。楽しくお話させて貰って器をお包みさせて頂き、お見送りした後で
「あ、以前にも来て下さった方?」と急に感じ焦る。反省をするも…楽しかったな。
いつかお客さまに教えて貰ったお勧めのカレー屋さんへ行ってみたい…今日も感謝の
一日。雨の中、お越し頂きましたお客さまへ心から…ありがとうございました!