ホロリ

kusaboshi2006-03-29

真冬に逆戻りの京都。天気予報通り、本当に雪が降った…午前中は「そんなに
寒いかな?」と思っていたが午後になって「寒…」。そんな中を東京からとい
うお客さま。偶然に前を通って「入ってしまった。」と笑顔で言われる。阿左
美さんのマグカップに惹かれて草星のドアを開けて下さったそう。京都が好き
と言われるその方は「また夏に」と言われた。嬉しくお見送り。久しぶりに訪
ねて下さったお客さま。田谷さんの器を選んで頂く。お見送りする時、「また
覗きます」そう言って貰うまでにも会話があったのだが…とにかく嬉しかった。
じわっときた。何でかな。一人だったらきっとしくしく泣いたと思う。そうい
う時がある。遠方からのお客さまにはちょっと渋い色した浅鉢を選んで頂いた。
地味な色だけれど、和食にぴったりなのだ。気に入りの器になりますように。
午後に「電話したいけど…しにくい」とずっと思っていた人から電話が。声を
聞いた瞬間に「ひゃ〜」と大喜び。一方的にまた話をしてしまう。嬉しい!と
喜んでいたら、さっき堪えたものがホロリ。笑いながら「嬉しくて涙が出てき
ました!」。やっと気持ちが落ち着く。その後で来て下さった方には何があっ
ても大人の対応。心の余裕が必要としみじみ思う。ご近所Mさんが。いつもあ
りがとうございます!日が暮れて久々にOさん。今思ったのですが、今年初?
いつもお噂ばかりでございます。お土産を頂いた上に、お買い物までして頂く。
そこにMさんも来て下さり…。閉店時間を過ぎていたので通りかかりでしょう…
ドアの向こうの方にはお断りを。改めて…ごめんなさい。今週の私は水曜七時
一寸過ぎが限界。どうぞ懲りずにまたいらして下さい。金曜からは気を引き締
めてしゃきっと!しっかりせねば。
今日も感謝の一日。お花を持ったあのお客さまの笑顔が忘れられない。


「忘れること、許すこと」昨夜うとうとしながら聴いたラジオからの言葉。
この部分だけ、朝になっても耳に残っていた。何の話だったのか…