眺める

kusaboshi2005-12-05

今日も寒い。紅葉も、週末も済んで…静かなもの。そんな中、記憶にあるお客さま…
やはり以前にもお越し頂いておりました。覚えていて下さってそして訪ねて下さって
嬉しかった。唐津碗、いかがです?もうお使いになられたかな?続いても久しぶりに
訪ねて頂いたお客さま。お話も少しさせて貰った。お話している間に以前来て下さっ
た時のことなど思い出す。今も思い出す。ありがとうございます。その言葉しか出て
こない。お皿を取りに来て頂いたお客さまは自転車で。寒い中ありがとうございまし
た。またお目にかかれますように。夕方にはAさん。妹さんと一緒に。はじめまして!
いつもお世話になっております。ちょっと照れてしまう。楽しくお話させて頂いた。
今年中になんとか一緒に出かけられたらいいのになぁ。初詣もいいかな?お仕事帰り
にHさん。お久しぶりです。お元気そうで何より。器も見て貰えてよかった。お裾分
けして貰った黒糖のケーキ美味しかったです。ご馳走様でした。器が少しずつ届きは
じめてホッとしている。眺めては手に取り、置く場所を変えて、水を張ってみもする。
焼き締めは水を吸って表情を変え、粉引は艶を増し私を喜ばせる。三島手の鉢はひと
つひとつが随分と違う。それが楽しい。片口はどれも愛嬌が。そして優しい線にほれ
ぼれ。徳利のキレもなかなかよい。大きめの盃は入荷を待ち続けたもの。見て貰いた
いお客さまの顔が浮かぶ。いい器だな…としみじみ眺める。飽きずに眺める。決して
自分のものにはならぬ器が愛おしくてならない。電話の向こうの作り手の声をこれか
らお客さまに届けたいと思う。今日も感謝の一日。

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京都に住んでおりますので「お薦めのお店などありますか?」と質問されることが
よくあります。しかしあまりウロウロしない人間。京都本など購入して勉強しよう
と思うのでありました。