10月

kusaboshi2006-10-17

9月下旬並みの陽気が続いているらしい。ちょっと暑いくらいの京都。お越し
頂くお客さまも「日傘が欲しい」と言われたり、汗をハンカチで拭いておられ
たり。粉引の浅鉢を選んで下さったお客さまは初めて訪ねて下さったのだろう
か…。お連れさまもおいでになったので静かにしていた分、器の説明のみに。
上手に話かけられぬ最近の私。いろいろ理由はある。が空気を読めぬ自分が情
けない。東京からのお客さまには楽しげな器を。どのようにお使いになられる
のかな?気持ち良くお話して下さって感謝するばかり。またいつかお目にかか
れるとは思うが…その日を楽しみにしたい。多分久しぶりに訪ねて下さった…
はず。記憶があって思いきって声をかけさせてもらうとにっこり。「いいなぁ」
と器を前に嬉しそうに迷っておられる。その姿を見せて貰えるのが心底ありが
たい。ソバチョコふたつ嬉しくお包みさせて頂いてお見送り。「また来ます!」
の言葉に今も励まされている。夕方には神奈川よりお客さま。去年ある場所で
お目にかかっていた。お話させて貰ったわけではないが「才能のある方だなぁ
…」と感心しその場を後にした。訪ねて頂けるとは…。お気遣いに感謝を。
人の立場になって物事を考え、動くことがいかに大切か…今日も改めて強く感
じるのであった。自分は出来ているか…反省ばかりの10月である。


写真はMさんの大阪土産。大学芋。飴に絡まって…というより美味しい蜜を
たっぶりと吸った美味しいお芋…であった。ああ幸せ。Mさんありがとう!