一筋

kusaboshi2006-09-25

早い時間に遠方よりお客さま。気さくにお話して頂いた。「私も店をしてる
のよ」と。業種は違うが経験を積んだ先輩の言葉はそれは心に響いた。また
あたたかであった。「頑張ってね!」の言葉が嬉しかった。素敵な出会いに
感謝するばかり。初めて訪ねて下さったお客さまはお薦めの鉢をふたつ。と
ても使い良いサイズなのだ。サラダや煮物、それにデザートにも。スープも
いけるかな。どうぞ楽しんでお使い下さいね!また京都にお越しになられた
ら覗いてやって下さい。以前にも訪ねて下さったお客さまは白化粧の汲出を。
温かいお茶が美味しい季節。ほっこり…なお茶の時間になりますよう。お話
出来て嬉しかったです。またお目にかかれますよう!以前にも訪ねて頂いた
というお客さまは粉引の碗を。以前お買い上げ頂いている器も「焼酎を飲ん
だり…使っています」とのこと。ありがとうございます。大きめの碗はどう
お使いになられるのかな?また秋が深まった頃、どうぞまた覗いてやって下
さい。笑顔も嬉しかったな。ありがとうございました。お二人に感謝!「あ」
と声が出たのは先日お越し頂いたばかりのお客さま。「近くまで来たので…」
とのこと。嬉しいなぁ!お使い頂いている器のことなど嬉しく聞かせて貰う。
(問題あればいつでも仰って下さいね!)。いつもお喋りも楽しい。という
か…私が一人喋り過ぎるのだが。気付くと今日も熱く語っていた。またもや!
ゴメンナサイ。でも真剣に話せるお客さまがいて下さるって凄く幸せ。また
覗いてやって下さいね!(ルーブル展も行きますね!)日が暮れにご来店の
お客さまにはお二人の器とプレゼントを選んで頂いた。楽しく悩んで頂いた。
器は少しずつ揃えていって下さいね。気に入った器に出会えた時の気持ち…
よいものです。いつかまたお目にかかれますよう。ありがとうございました!


人間国宝吉田玉男さんが亡くなった。芸一筋…大名跡襲名はされなかった。
若い人形遣いにはこう言っていたそうだ。「文楽は実力の世界。何が何でも
おれが役をとる。というような戦国時代を生きているような気迫を持て。」
ああ…胸に突き刺さる、ぐっとくる言葉である。