切なくなる

kusaboshi2005-12-28

「きた!」大きな段ボールから器を出し切り、検品、新聞紙や段ボールを片付けた
時点で力尽きる。器を積んだままの状態でお客さまが。「こんにちは」と言われて
「う…」と思った瞬間に手提げ袋を渡される。焦る私に「埼玉から…」「あ〜!」
失礼致しました。お聞きすると一年ぶり位とのこと!ありがたいなぁ…袋の中には
林家木久蔵ラーメン」の文字!「そんなあきません!」と言いつつ「これは珍し
い。ありがとうございます」。遠慮なく頂きます!Aさんも来て下さって一緒に、
この冬の寒さについてお話したり…ほんと楽しかったなぁ〜。「よいお年を!」と
ご挨拶も出来た。またお目にかかれますように!Aさんからはお嬢さんと器のこと
も会話になっている…とお聞きして、なんとも嬉しい気持ちに。どうぞよいお正月
をお迎え下さい!今年一年のいっぱいの感謝を込めてお見送り。Aさん本当にあり
がとうございました!しかしその後は静か。もう28日だもんなぁ…と思っていると
お客さま。声をかけて頂き「!」東京からのお客さま。お友達と一緒にまた訪ねて
下さった。ご実家に帰る途中に京都へ、そして草星にも。ありがたいなぁ。お話し
ている間に思い出す。初めて訪ねて下さった時もこれくらいの時間だった。「まだ
いいですか?」って。本当に嬉しそうに器を見て貰った。お友達は湯呑みを。新調
した茶筒に湯呑み!美味しいお茶になりますよう。彼女はご両親へ贈り物。嬉しく
お包みさせて頂いた。「また来ます」と声もかけて貰う。私は御礼とそれから「よ
いお年を」とそっと声をかけた。笑顔でさよなら。Tさんも来て下さった。今日は
何だか会いたい人に会える日なのか?今年は早かった!という話などいろいろお話
させて貰う。器の話より別の話が多い時がある。今日は弟さんはご多忙とのことで
欠席(?)だが連名でお餅を頂いた。「年末は餅の心配をする…」だの「お正月の餅
が好きで…」という私の話を覚えていて下さったのだ。びっくりした。申し訳ない
けれど本当に嬉しかった。いろんな覚悟をして生きている。だけど、今日みたいな
日は怖くなる。ここ草星で会える方達に会えなくなることを考えると…それだけは
とても怖い。それだけが辛い。今日みたいな日は…嬉しいはずなのに、切なくなる。