冬だから仕方がないけど、今日も寒い。遠方よりお客さま。久々によく喋った。
最近あまり話さぬことも。器の話、作り手のこと、自分の想いも…。お引き止め
してしまったな。「楽しかった」という気遣いの言葉がありがたかった。聞いて
下さってありがとうございました。帽子を被ったお客さまに私の気に入りの片口
を選んで頂く。独特な粉引の色、見どころの石はぜがもう素晴らしい!の一言。
嬉しくお包みさせて頂く。そして今思い出す。以前お越し頂いた日のこと。お皿
をお買い上げ頂いた。大きな白いお皿。「これを頂きます」と言って貰ったっけ。
片口にお酒、もう注がれたろうか?またお話出来ますように。大阪よりお客さま。
表情の違う小鉢をふたつお買い上げ頂いた。笑顔を見せて頂いてほっとする。ま
たいつか覗いてみて下さい。ありがとうございました。神奈川からもお客さまが。
楽しくお話させて頂き感謝。遠方からのお客さまが続く。田谷さんの鉢を選んで
頂く。明るい方でつられて私もよく喋った。嬉しくお見送りを。また遊びにいら
して下さいね。日が暮れてお客さま。贈り物を選んで頂く。ご自分にもひとつ。
喜んで頂けますよう。彼女の優しい気持ちが伝わりますように。
晩に届いた器を一人眺めていました。器のことを大げさに、ロマンチックに語る
ことはあまり好きじゃないですが…器を作り続ける人は指にしもやけ、あかぎれ
をつくって仕事をしています。よい器を作る人ほど自由な時間もありません。
(私の知る限りです)よい器だな…と心が動く、そう感じる器にもし出会ったら、
その器の向こうに「よい器を作りたい」と頑張る作り手がいることを…少しでも
思って頂けたらありがたいです。