初めてお越し頂くお客さまが多かったように思います。観光の方も多いように感じ
ました。秋の京都、私は御所周辺しか知りません。紅葉あるところ、賑やかなので
しょうね。という自分は草星の内でも外でも落胆する出来事が続き、近所の御苑に
出かけるのも億劫です。ぼんやりしがちです。よくないと分かっていながら…どう
にもなりません。気持ちの切り替えがこの歳になっても上手く出来ず、全く大人げ
ないのであります。それでもひとつひとつ丁寧に器を見て下さったお客さまもいら
して「ああよかったな」と救われるのです。どれにしようか？迷って粉引の飯碗と
小皿を選んで下さったお客さま…使い心地はいかがでしょうか？お土産にと水滴を
お買い上げ頂いたお客さま…喜んで頂けましたか？古いガラス玉、気に入って下さ
ったお客さまは何にお使いになられたのでしょう？日が暮れて、大阪からお客さま。
草星を覚えていて下さりありがとうございます。話も弾んで気持ちも弾みました。
またふらり、遊びにいらして下さい。その日を楽しみに。
今読んでいる本に「日本人は相手の立場を考えられる、推察が出来る民族…云々」
とありましたが、どうもそうは思えず。考えてしまいます。そして自分も、あらゆ
る所で、いや、草星で…やたら自己主張、俺様主義でいるのではないかと…恐ろし
くなりました。「こんなんされたらいややろな」草星でも違う場所でも忘れないで
おこうとしみじみ思う、今日この頃でございます。
写真は焼き締め小皿に乗ったお猿さん。
