修理に出していたよく壊れるパソコンが戻ってきた。引き取りに行った電気屋さんで
ふと頭をよぎった質問を…「再修理になるのは私の使い方が悪いからでしょうか？」
係の方は「修理箇所を見る限りそんな事はないと思います」と言われ…「ではこのパ
ソコンがよく言う”ハズレ”なんでしょうか？やっぱり。」と私。決して怒ってもい
ないし、責めている訳でもない。自分にとってはただの疑問。しかし担当の彼「…」。
黙って固まっている。私の質問の仕方はどうも良くなかった。そりゃあ「ずばりハズ
レです。お客様」とは言えないだろう。ハズレじゃなくてもドシロウト相手に難しい
説明は面倒だろうし、閉店時間も目前だ。すぐに「あ、悪いこと言ったなぁ」と感じ、
お礼を言ってカウンターを後にした。そそくさと階段を下りながら「またやってしま
った」と思う。私はどうも口が悪い。口べたなところがあるにも関わらず（？）やっ
とのことで口にした言葉に毒があったりする。根がとことんがさつなのだ。よくない。
口べたでも言葉には気を配らねば。ごめんの意味でプリンターのインクを買ってみた。
まあ彼の視界には入ってないのだが。言葉は難しい。言い方次第でずいぶんと違う。
言葉選び、ちょっと気にかけ大事にせねば。しかし、優しい言葉が出ない時はやはり
その心がないからだろう。心にだけは余裕がいつもあるといい。
