ぬくもり

kusaboshi2005-03-08

長野からのお客様、表情や言葉で草星を好意的に見て頂いたのが分かる。それだ
けで十分に嬉しい。いつもお昼の休憩時間においで頂くお客様は村木さんの器が
お好きな方。渋いのを選んで頂く。いつもありがとうございます。仕事お互いに
がんばりましょうね。ドアの開く音に振り返るとAさんが!わっと笑顔。今日は
旦那様のご飯茶碗。草星でお買い上げ頂いた器を「いいね」と仰ったそう。嬉し
い!そしてまた草星に足を運んで下さったAさんの優しさが心に沁みた。徳利の
水漏れがどうしても治まらず、交換となってしまったお客様…駄目な私を責めも
しないで色々な話を聞かせて下さった。他にお客さまが居られたので気を遣って
下さったのだろう。ご迷惑をおかけてしまったのに「今日はこれ」と器を手に。
恐縮し、謝る私にずっと話し掛け、笑わせて下さる。涙が出る程の温かさ優しさ。
感謝の気持ちでいっぱい。丁寧に草星の器を見て頂いたお客さまは「これが気に
なります」と村木さんの飯碗を。「これで食べたら美味しいでしょうね」「自分
で選んだ器で食べると美味しいですよね」と。あまり沢山はお話出来なかったけ
れど「これを頂きます」と仰った時の優しい表情が嬉しかった。手渡された器は
手の温もりが残っていた。愛される器は幸せ。ずっと待っていて下さったお客様
は東京からとのこと。「いいお店」と言って貰う。有り難かった。そして器を選
んで下さった後「店をしています」とそっと教えて下さった。目の前に立たれる
控えめなその方はきっと愛情ある温かな料理を作っておられると思った。偶然に
も仕事で東京へも行く。その方に会いにお店を訪ねたい。そう思った。日が暮れ
始める頃、作家さんへ電話。電話の向うの作家さんの嬉しい発言もあって増々元
気が出る。しっかり頑張りたい。写真はMさんの手作り、抹茶ときな粉のケーキ。
嬉しく嬉しく頂きました。温かな…いっぱいの優しさを頂いた日。感謝の一日。