六寸と七寸がございます。薪窯の仕事です。目跡無しも少しありますが、個人的には目跡有りが欲しい。いや無しもいいかな。
日曜日、板皿をお求めいただいた優しいお客様をお見送りした後は(眼鏡のスペアが見当たらずボヤーっとした対応となりすみません)空っぽな目になりがち。「連休だ、仕方があるめぇ」と己に言い聞かせる。もう閉めちゃいたいなと思っていると旅のお客様。がしかし、お支払いは現金のみの店、、アイム・ソーリー。「ごめんやで、、」と思っていたらATMへ行ってくださり(!!)再度ご来店。天使かな?申し訳ない。気に入ってくださった擂鉢や刷毛目碗をお求めいただきました。嬉しい笑顔を見せていただきホッ。梱包まで褒めて貰えてありがたいことでした。無事御国まで持って帰ってくださいね。夕方訪ねてくださったお客様には入手困難になってしまった湯呑みと私も気に入りの浅鉢を。渋い色合いがお好きなご様子。舞い上がってしまいうっかり無駄話をし過ぎて反省しましたが、お客様の笑顔も見せていただきお見送り。寒い中本当にありがとうございました。いつかまたお目にかかりたい、器の話もたくさんしたいなぁ、そんな方でした。雪の影響なく帰途につかれますよう御祈りします。さぁ、今日はこれにてお仕舞い、と思っているとお客様。両手には林檎とトマト缶とお茶のペットボトルが。あらまぁ!気に入っていただいた片口をお包みしてから「紅玉は酸っぱいですね」とお伝えしたら「大好きです(英語)」と。お菓子に使うのかな?笑顔で応えていただきホッ。短いながらもあたたかなやり取り。ありがたいことでした。お客様方の思い遣りと作り手のお気遣いに救われた日曜日。皆さま本当にありがとうございます。辛さも反省ありでしたが、涙あり、喜びあり。感謝出来ることはしあわせですね。
音楽知ったかぶりはチャイコフスキー作曲、18の小品から「遠い昔」(op.72-17)ピアノはミハイル・プレトニョフ。救いの手を差し伸べてくださった全ての方へ感謝を込めたいと思います。