火曜日、快晴

これからの季節にピッタリな釉色です。

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馴染みのお客様がご来店。ご飯茶碗を、と言って貰ったのだけれど選んでいただいたのは平鉢、艷やかな釉薬と淡い色合いがそれはそれは美しい器。一度目の納品後、欲張って在庫が欲しいとお願いした器だ。一つ一つの表情が少しずつ違う為、追加納品分には別の釉調、仕上がりのものがあり、それがまた嬉しくて喜んでいた。お客様にも気に入っていただき益々嬉しい。器に合うであろうお惣菜の話など。私の妄想にお客様も優しく付き合って下さる。ありがたいことだ。以前にお求めいただいている器も活躍していると教えて貰った。作り手に必ず伝えます。嬉しい笑顔をお見送り。思い出し、ご来店いただける有り難さ。喜びを噛みしめる。感謝しかない。お客様の優しさに今日もまた救われてしまった。通りかかりのお客様には小さな小さな茶器を。初めて納品された茶器。私にも思い入れがあった。自分のものにはならぬが宝物だなーと思っていた。それを思い切ってお求めいただけるのだからしあわせだ。お客様は私と違い聞き上手の話し上手。人として器も大きい方であった。お客様とお喋りしていると、茶器は行くべきところへ、行きたいところに行ったのだなぁ、と思わずにはいられなかった。うんと活躍しますように。本当にありがとうございました。嬉しかったです。旅のお客様には湯呑み、ぐい呑み、片口を。真剣に悩んで選んで下さった。ありがたかった。嬉しく嬉しくお包みさせて貰った。「Thank you」が飛び交う狭い店内で嬉しい笑顔を沢山見せて貰った。しあわせでした。お二人の思い遣り、嬉しかったです。ありがとうございました。静かになってから荷造りして明日の準備。無事一日終える。お客様と作り手のおかげ。改めて深く頭を下げ手を合わせる。器が活躍しますように、お客様の笑顔がより増しますことをお祈りしています。いつかまたお目にかかれますように。


Klavierquartett in C-Moll Op. 13: III. Andante - YouTube

お客様の笑顔と優しさを思い出していたら、やはり美しい曲が頭に浮かびますね。感謝を込めて捧げます。R. シュトラウス:ピアノ四重奏曲 Op.13-Ⅲ Andante。演奏はフォーレ四重奏団。