夏日に

kusaboshi2007-06-12

初めて訪ねて頂いたお客さま。気に入りの豆皿を選んで頂いた。小さくても
嫌みのない存在感。いい器なのだ。嬉しくお包みさせて貰った。嬉しそうな
笑顔が嬉しく…ありがたい。お休みの日に訪ねて下さったお客さまは随分と
前から草星のお客さまでいて下さる方。楽しい話をたっぷり。嬉しかった。
選んで頂いたのは焼き締めの浅鉢。久しぶりに並んだ人気のサイズ。今回、
とてもよい色が出ていて喜んで仕入れをした器。「前に頂いた焼き締めの器、
よかったので…」嬉しい嬉しい。色映えもよし、使い勝手もよし…私も同意
見。作り手に報告せねば!この器も活躍しますように!そんな気持ちでお包
みさせて頂いた。ありがとうございました!珍しく一階でデスクワーク。店
の中を覗いている方にニッコリされ「…」時間が止まったような感覚。なん
と!「覚えていますか?」と言われて「覚えています!」「覚えています!」
と何度も。去年よりずっと日本語が上達されていて…「あれから器を洗うの
は僕の仕事になりました。」とにっこり嬉しそうに。覚えていて下さったの
だ…大感激!!器のこと、京都のこと、台北のこと、お二人のこと、お仕事
のことなどゆっくりと聞かせて貰う。去年ノートに書かせて貰った私の下手
な器の絵と文字とも再会。今年もまた器の絵と作り手の名前を書かせて貰う。
書きながら泣きそうになる。「長い時間、お邪魔しました。」そう言われて
恐縮する。もっとゆっくりとして頂ければいいのに。小さな店なので…それ
もなかなか出来ない。申し訳ない気持ち。「またいつか!」「バイバイ!」
と言われて私も頭を上げ手を振る。またいつか…お目にかかれますように。
感謝いっぱいお見送り。夕暮れまでポツリポツリとお客さまがあったけれど
もう記憶が怪しい。ごめんなさい。暑い日に訪ねて下さった優しい笑顔のひ
と、懐かしいひとのことを思い出す…ただただ感謝。またお目にかかれます
ように。今日も感謝の一日。