何より何より

kusaboshi2006-08-26

今月最後の週末とあってか初めてご来店頂くお客さまがパラパラと。何度も
お目にかかっているお客さまがご来店…は午後をもうずいぶんと回ってから。
お話させて貰って「またご連絡します」とほんわかした心持ちでお見送り。
東京からというお客さまは偶然前を通りかかってとのこと。見つけて下さっ
てありがとうございます。Nさんからのメール「四条は土砂降り!」に??
丸太町は晴れている。しばらくすると雷の音。雲行きも怪しく「降るぞ〜」
と思っているとお客さま。「わぁ!」。お話しつつ器を見て頂く…また空も
気にしつつ…。高層マンションが御所の脇に建つかもしれない…ということ
で最近は京の町並みの話にどうしてもなってしまう。お隣さんも「京都らし
さを失ってはいけない」と言われていた。京都の町は神社仏閣があればいい
というものではないはず。京の町並みが”変わらぬ良さ”を保ち続けること
が”京都らしさ”に大きく貢献していると思う。失って気付いたのでは遅い。
そんなことを思いながら話しながら…選んで頂いたのは「木の碗?」と一瞬
思ってしまうような優しい色をした汲み出し。なんとも美しい仕事だ。お使
い頂いている器のこと等も聞かせて貰って嬉しくお包みさせて頂く。帰途に
雨に濡れることはなかったですか?また器の感想聞かせて下さい。日が暮れ
にお客さま。「ご無沙汰してます」と言って貰うが「そんなことないです」。
いつも気にかけて頂いている。今日は「贈り物を」とのことでご来店頂いた。
「どんなものが喜んで頂けるかな?」とお話するも、あまりよいアドバイス
も出来ない情けない店主。息子さんも車から降りてこられて「これは?」な
んてお母さんに”おすすめ”。お客さまが好きな作り手の器を選んで貰い…
「やっぱりそれがいい」と思う。器と過ごすお茶の時間が元気の素になりま
すよう。皆の願い通り元気なお子さんが誕生しますよう。草星のジンクスも
お伝えして「さよなら〜!」と感謝いっぱいでお見送り。一日を振り返れば
やっぱり嬉しくて「よき一日」と思う。無事に一日を終える…何よりである。