涙の金曜

kusaboshi2006-08-25

本日も快晴。銀行が混んでおり大慌てで草星に戻る。お待ち頂いていたお客さまが
あって焦る。お越し頂くお客さまが続いて「珍しい…」。”小湯呑み”と呼ぶ愛ら
しい湯呑みがあってお客さまに手渡して貰った。京都旅行も終わりに近付き草星へ
ご来店頂いたそう。小湯呑みは両親へ…とのこと。気さくにお話して貰って喜んだ。
嬉しくお包みさせて貰う。喜んで頂けますように!暑い中を開店前から待っていて
下さったお客さまとようやくお話させて貰ってたまらなくなる。詳しく書けないが
”なんと申し訳ない”と恥ずかしかった。許して下さい。お話の後「ようやく来れ
ました」と言って頂き落涙。最近は涙目にはなるものの人前で泣くことはなかった。
が、元気なお嬢ちゃんを前に、若いお母さんを前に有り難さと感激で我慢出来ず。
”命”の話になった時に「生きなくちゃいけない」というお客さまの言葉が何とも
心に響いた。乗り越えた人の言葉であった。余りにも嬉しくいつまでもお話したい
ほどだったが「お腹空いた」の可愛いお嬢ちゃんの声にてお開き。バイバイもして
貰ってさよなら。今日の出会いに「神様、仏様ありがとう!」。午後のお客さまは
東京から。「ああ!」と声が出かけれた。草星を覚えていて下さって…。なんとも
嬉しい。選んで頂いたレンゲとスプーン。似てはいるがちょっと形が違う。素敵な
やきものだ。嬉しくお包みさせて貰った。またお目にかかれますよう…願うように
お見送り。ありがとうございました。初めてお越し頂いたお客さまは「友人に聞い
て」とのこと。「お茶を飲む器に弱い」と仰る。私にも「この形に弱い」というも
のがあってついつい…なので気持ちがよく分かる。幾つかあるうちから選んで頂い
た湯呑みは「私もこれを選ぶだろうなぁ…」と思われる二つでなんだか嬉しくなる。
またいつか器を見にいらして下さい。感謝いっぱいでお見送り。お仕事帰りかな?
お客さま。Aさんもご来店。「いいなぁ」と何度も。「お小遣い貯めないと」「頑
張ろう!って思います。」とのこと。作り手も喜ぶこの言葉。代わりに嬉しく聞か
せて貰った。器を前に「どうしよう」と迷われたお客さまは小振りのソバチョコを
二つ。決め手は”どんな風に使うか?が思い浮かんで…”。きっと上手にお使いに
なられることと思う。楽しくお使い下さいませ。ありがとうございました。よき出
会い、再会があった一日。「普通が一番」と亡き祖父の言葉を思い出す。その言葉
の意味がよく分かる歳になったよ。おじいちゃん。感謝いっぱいで一日を終える。
残暑厳しい中をお越し頂きましたお客さまへ…心よりありがとうございました!



写真はOさんお手製かっぱパン。去年も登場してますね。いつもお裾分けありがとう
ございます。美味しゅうございました。たまらん顔してます〜。