すいません

kusaboshi2006-05-12

昨日あたりから肌寒い京都。風が冷たい。「GWが終わってから行きます」と言って
下さったお客さまがご来店。器を選んで頂いた後に「何を作ろうか?何を盛ろう?
と思える器に出会えます」と言って貰った後「この店に出会えてよかったわ。」と
サラリと言われて…「ありがとうございます」その言葉しかなかった。お客さまと
は器の話しかしない。あのお店の何が美味しかったとか、そういう話はない。天候
の話をちょっとして、そして「GWは忙しかったでしょう?」というようなお気遣い
を頂いて。私と言えば毎回器のことしか話せない話下手。それでもまた訪ねて頂き、
器を前にお話が出来る。今日も「また見に来ます」と言って頂く。いつものように
お見送り。ただただ感謝。何度か来て下さるお客さまが草星にも立ち寄って下さっ
た後で「こんにちは」の声。Aさんだ!「やっぱりいいですね」と言って貰ったの
は大原さんの焼き締め皿。Aさんには大原さんの焼き締めを一枚既にお使い頂いて
いる。その上で「もう一枚」と言って貰えるのはとびきりの嬉しさ。私が嬉しいの
だから作っている本人はそれ以上に何倍も嬉しいことに違いない。嬉しくお包みさ
せて貰った。器はこうやってお客さまにお買い上げを頂き、お客さまのもとに、使
い手のもとへゆく。普段の器はいつだって使い手の為の器であって欲しい。使い手
に優しい器であって欲しい。そんな話をAさんに聞いて貰う。お引き止めしてすみ
ません。ありがとうございました。久々Yさんも訪ねて下さって…お元気そうで何
より。訪ねて下さって感謝。続いても久しぶりのお客さま。さわやかな色した器を。
「使うのが楽しみ」と笑顔を見せて貰う。Aさんの言葉が心底嬉しい。落ち着いた
らまた覗いてみて下さいね。元気な笑顔楽しみに。お互いにがんばりましょうね。
今日はよく知った方に訪ねて頂いた。お客さまの顔を見ては"ほっ"としていたよう
に思う。甘えさせて貰った一日。頼りない店主のままですいません。


写真はAさんより「美味しかったから!」と頂いてしまった黒糖ラスク。珈琲タイム
にポリポリ。かなりほっとします。Aさ〜ん、ありがとうございました!