休み前に

kusaboshi2005-10-19

体調がすっきりしないまま水曜日。今朝も顔色が明らかに悪い。テンションが上がら
ないまま時間が過ぎる。しかし開店前直前ふっと「今日はいい日になるかもしれぬ」
と感じる。(私の予感はなかなか当たるのだ。)良い天気もせいかお客さまがお昼前
から来て下さる。選んで頂いた器の感想を「力強さを感じた」と言われる。「伝わる
ものだな」と感心。そう…力強く、また情熱を持った人が作っている。言葉にする前
に器"そのもの"で伝わる。私にとって非常に大事なこと。嬉しくお包みさせて頂く。
うんと迷われてソバチョコを購入して下さったお客さまや久しぶりに訪ねて下さった
お客さまが続く。ありがたいこと。「偶然に」と草星を訪ねて下さったお客さまには
気に入り、銀彩の器を選んで頂く。楽しいお喋りの間、お客さまの優しい笑顔にほっ
とする自分。嬉しかったな…またお目にかかれますように。青みがかった美しい小皿
を気に入って下さったお客さまに「これからも見せて下さい」と言って貰った。ちょ
っと照れたように、でも嬉しそうに。その時はっとする。一人になって猛烈に反省。
気付かない自分が情けなかった。まだまだ未熟な、ぺーぺーのくせに「器には慣れて
います」的な態度になっていたのではないだろうか?昨日も、一昨日も、その前も。
情けなく、恥ずかしい気持ちになる。日が暮れてお仕事帰りにHさんが。久しぶりに
入った粉引の湯呑みを嬉しそうに手に取られて「いいな!」って。沈んでいた気持ち
を"キラキラ笑顔"で引っ張ってもらい…Hさん感謝!親友Mさんが来てくれた…ほっと
する。いろいろ話しながら、疲れている自分を改めて感じる。予感どおり、よいこと
はあった。その嬉しさと同時に自分を省みて…なんとも言えない気持ち。いろいろな
思いはごっちゃになっている。休み後はすっきりして店に立ちたい。願うようにカー
テンを閉める。気の弱い自分が、たまに…心底嫌になる。