訪ねて貰える…

kusaboshi2005-09-17

遠方からのお客さまに「どちらがいいですか?」と聞かれる。お皿の話。白いのと
黒いのと…「え!?」と戸惑うも少し意見もさせて貰う。嬉しそうな後ろ姿をお見送
り。どうぞよい京都旅行を!よくおいで頂くお客さまにお買い上げ頂いた器のこと
をお尋ねする。笑顔を見せて貰いて喜ぶ。そしてこうやってまた訪ねて頂けること
に感謝。旅行中というお客さまが続く。気に入りの碗に小鉢を選んで貰う。またい
つかお目にかかれますよう。仕事がお休みのTさんもご来店。選んで貰った汲み出し
は、彼女の好きな額賀さんのもの。ありがとね!「美しい」と、安藤さんのお皿を
選んで頂いたお客さまは東京から。偶然に草星の前を通って…嬉しい。そのお皿の
色がまた彼女に似合っていた。とびきりの一枚になって欲しい。初めてお越し頂い
たお客さまは焼き締めのお皿、渋い一枚を選ばれた。「焼き締めお好きですか?」
と尋ねると「よくは分かりませんが」と仰る。ぐるり小さな草星を見て…その一枚
を手にされた。嬉しく嬉しく器の説明をさせて貰った。一人になって「嬉しい」と
声に出して言ってみた。少し前にお越し頂いたばかりのお客さま。「見に来たくな
って」という言葉がありがたい。励まされた一言だった。日が暮れる頃にお客さま。
以前お越し頂いた方、贈り物を見にきて下さった。記憶にあり声をかけさせて貰う。
再会が何より嬉しい。笑顔も見せて貰って「ああ、よかった!」と思う。ばたばた
した後、お待たせしてしまったお客さまは私の気に入りの器を選ばれた。「気にな
って」という彼女の笑顔にほっ。そして二度目のご来店だと教えて貰う。ありがた
いことだ。またどうぞおいで下さいね…訪ねて頂けることが何よりも嬉しい。そう
思う。しみじみ思う。今日も感謝の一日。ありがとうございました。


写真はお花のおじさまから…「ダイトクジギオンマモリかな?」とのこと。