色々とあってグッタリする。なんなんだ…とぼやきたくなる出来事もあったけれど、
初めてお越し頂いたお客さまには「よかった」と言って貰ったし、久しぶりのお客
さまも来て下さった。嬉しいような緊張するようなお知らせもあったので、やはり
元気を出さねば…ならない。届いた葉書から母の畑はずいぶんと賑やかになり(葉
書の半分以上が作っている野菜の名前。)本人も楽しそう…こちらまで嬉しくなる。
それに「いつ咲くのか?」と思っていた班入ミニバラが咲き始めた。花弁は5枚と
少なく、花の部分だけ見ているとバラには見えない。それでも枝には誤って指を触
れたら、ちくりと刺さる棘。葉の手入れをした私の指にもしっかり小さな棘が残っ
ていた。決して派手ではなく、大人しい白い花…に見えて「私はバラなんですから」
と言っているようにも見える。こんな人がいるなあと思いながら、そんな人が思い
出せないでいる。それは器だったのか、いや、自分かもしれぬ…とぼんやり思う。