木曜定休日。久々大阪へ。

kusaboshi2005-04-14

関西では現在、西洋の名窯で作られた作品を見ることが出来る展覧会が開催中だ。
大阪の東洋陶磁器美術館ではロイヤルコペンハーゲン。滋賀の陶芸の森ではアラ
ビア窯。本日はまず大阪に。注目のフローラ・ダニカが並ぶ展示室では「ひえ〜
これに料理を盛って?」と一瞬思ったけれど、この皿に盛られる食材は筍の煮物
でも魚の刺身でもない。王室の食卓はこうでなくては!と一緒に観に行ってくれ
たNさんと西洋の職人技に感心しながら会場をぐるぐる。絢爛豪華な世界を満喫。
しかし、最後に常設展示、唐津焼の向付を前にほっとする…やはり日本人な二人
であった。「お腹減った。親子丼食べにいこう!」というNさんに「お腹空いて
ない」と言い切る冷たい私。(5時前です)お腹の減っているNさんに本屋さんへ
連れて行って貰う。(ごめんね)古本コーナーにて「庶民列伝」という本を目に。
装幀も美しく値段も驚くほど安い。迷わず購入。香りに誘われパン屋さんに寄る。
知らない土地に行くとなぜこうもパンに弱くなるのだろうか?いつも通りお土産
パンばかりになる。途中「上等カレー」という素敵なネーミングのカレー屋さん
を発見。しかし今日は上等カレーならぬ、上等親子丼だ。いそいそと三越さんへ。
グルマンNさんの情報によると、なんとあの「吉兆」さんが特設会場を拵え、お弁
当と親子丼を食べさせて下さるそうな。この機会を逃すと、私は今後吉兆の暖簾
をくぐることはない。(残念ながら暖簾はなかった…)幸せ一杯で親子丼を注文。
食券を貰う。ありがたがって食べたせいか、いや…私好みのしっかりしたお味で
おいしゅうございました。黄色い沢庵には食べやすいように隠し包丁が!ほうじ茶
も何となく美味しい!といちいち感心しつつ完食。写真は店員さんに「撮っていい
ですか?」と照れながら聞いて撮影した(少し食べた)吉兆の親子丼!840円也。
あぁ日本人でよかった。と思った休日。また明日からしっかり頑張りマス!